お茶の製造工程

扇原茶園では、島根県浜田市の畑で育てた茶葉を、
収穫から製茶まで一貫して行っています。

① 給葉機(きゅうようき)

摘みたての茶葉を均一に送り出す

収穫した茶葉を、次の工程へ安定して送るための機械です。
茶葉が重なりすぎないように調整し、
蒸しムラが出ないよう準備を行います。

② 蒸機(むしき)

茶葉を蒸して、色と香りを守る

摘みたての茶葉を蒸し、発酵を止めます。
この工程で、緑茶特有の鮮やかな色と香りが保たれます。
茶葉を蒸す時間や強さによって、
お茶の味わいや見た目は大きく変わります。
代表的な蒸し方は、浅蒸し・普通蒸し・深蒸しの3つです。

🌿 浅蒸し

蒸し時間が短く、さっぱりとした味わい

蒸し時間が短いため、茶葉の形がしっかり残り、
澄んだ水色(すいしょく)と、爽やかな香りが特徴です。

🍃 普通蒸し(扇原茶園)

香り・旨み・渋みのバランスが良い

浅蒸しと深蒸しの中間にあたる蒸し方です。
香り、旨み、渋みのバランスが良い味わいになります。

扇原茶園では、普通蒸しで製茶しています。

🌱 深蒸し

蒸し時間が長く、コクのある味わい

蒸し時間を長く取ることで、
茶葉が細かくなり、濃い水色になります。
渋みが出にくく、まろやかでコクのある味わいが特徴です。

③ 冷却機

蒸した茶葉をすばやく冷ます

蒸した直後の茶葉を冷却し、余分な熱と水分を取り除きます。
次の揉み工程へ進むための大切な準備です。

④ 粗揉機(そじゅうき)

水分を飛ばしながら揉む

温風を当てながら茶葉を揉み、
表面の水分を徐々に飛ばしていきます。

⑤ 揉捻機(じゅうねんき)

茶葉をしっかり揉み込み、旨みを引き出す

圧力をかけて茶葉を揉み込み、内部の水分と成分を均一にします。
この工程によって、茶葉一枚一枚の状態がそろい、

味のムラが少ないお茶に仕上がります。

⑥ 中揉機(ちゅうじゅうき)

形を整えながら、さらに乾燥

揉捻後の茶葉に再び温風を当て、
水分を調整しながら形を整えていきます。
仕上がりに向けて、茶葉が軽くなっていきます。

⑦ 精揉機(せいじゅうき)

細く、まっすぐな茶葉に仕上げる

茶葉を丁寧に揉み伸ばし、
日本茶らしい細長い形に仕上げます。
見た目だけでなく、味の均一さにも関わる工程です。

⑧ 乾燥機

水分を整え、荒茶が完成

最後に水分が5%前後になるように乾燥させ、
保存と流通に適した状態にします。
こうして「荒茶」が完成し、
用途に応じた仕上げ工程へ進みます。